キュウリの育て方入門(2):効果的なわき芽の取り方と肥料の追加のタイミング

家庭菜園

キュウリは急激に成長することで知られており、その結果として茎を無秩序に伸ばすことがよくあります。

栄養分が適切に行き渡らせるためには、茎の成長を管理する「わき芽取り」が重要です。

また、キュウリは肥料が不足すると成長速度が著しく低下する傾向にあります。
そのため、定期的に追肥(追加の肥料を施すこと)を行うことが肝心です。

この記事では、キュウリの収穫を長期にわたって継続させるための、効果的なわき芽取りと追肥のタイミングについて紹介します。

キュウリの健康的な成長を支え、質の高い収穫を実現するための重要なテクニックをお伝えします。

キュウリ栽培における、わき芽の扱い方

わき芽の取り扱いの基本知識

キュウリの茎の間から生える新しい成長点、すなわちわき芽の取り扱いは、栽培の重要な部分です。

これらのわき芽を適切に処理しないと、重みで下に垂れ下がり、土に触れることで病気になるリスクが増加します。

特に、茎の根元近くにあるわき芽は慎重に取り除くことが大切です。

わき芽の取り扱い手順

キュウリは速やかに成長し、多くのわき芽を生じさせます。

通常は、茎の根元から4番目から5番目の節にあるわき芽を全て除去します。

この作業は、キュウリの成長に合わせて5番目の節まで定期的に実施します。

最初の新芽の取り扱いが完了したら、主要な支柱を設置し、キュウリの茎を支柱に固定するために麻紐を用いて結びます。

茎の先が成長し始めると、支柱に手で巻き付けることができます。

この方法により、キュウリの茎は自ら支柱に巻き付いて成長するようになります。

キュウリの育成における追肥の役割

植え付け後約1ヶ月が経過すると、キュウリの若い実が徐々に形成され始めます。

最初は小さくても、徐々にきゅうり特有の形が見えてきます。
日々成長するキュウリは、花を咲かせ、収穫への道のりの速さを感じさせます。

実が一度形成されると、他の実も次々と育っていきます。

実が形成され始めた時点で、肥料不足に注意し、適切な追肥を行うことが大切です。

追肥の適切な施し方

キュウリの追肥では、「少なめに、頻繁に」が鍵です。

追肥の際は化成肥料を一掴み程度使用し、根元やマルチシートの周辺に均等に散布します。
その後、水をしっかりと与えて、肥料を土中に溶かし込みます。

前述したように、肥料が不足するとキュウリの成長が停止するため、最初の追肥後は約10日ごとに追肥を実施します。

これを月に3回程度続けることが理想的です。

定期的な軽量の追肥を行うことで、キュウリは長期間にわたり実をつけ続けることができます。

これでわき芽の管理と追肥の工程は完了です。

実が成長したら、タイミングを見て収穫を開始します。
梅雨入りまでの目安としては、1株当たり約10本の収穫が望ましいです。

追肥を欠かさずに行い、充実した収穫を目指しましょう!

まとめ:キュウリ栽培のコツとポイント

この記事では、キュウリを豊かに収穫するための2つの重要なポイント、「わき芽の管理」と「適時追肥の施し方」について、詳しくご紹介しました。

これらの手順を正しく行うことにより、より多くの収穫を得られるだけでなく、健康的で上質なキュウリを育成することができます。

皆様にも、ぜひこれらの栽培方法を試していただき、素敵なキュウリの成長を実感してみてください。

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