キャベツの育て方(1):種まきと土作り、植え付け

家庭菜園

この記事では、キャベツの栽培を始めたい初心者の方向けに、手軽にできる栽培方法をご紹介します。

野菜価格が不安定な時期、自分の庭でキャベツを育てることは大変経済的です。

少ない費用で、新鮮なキャベツを栽培し、収穫の喜びを享受できるのが、家庭菜園の魅力の一つです。

キャベツ栽培の計画とタイムライン

キャベツの栽培には15度から20度の気温が最適で、特に春と秋が栽培に適しています。

春と秋での栽培方法は同じですが、ここでは秋に植えるキャベツの方法に焦点を当てます。

経済的に考えると、種からキャベツを育てるのがおすすめです。

種まきは8月初めに行い、約1ヶ月間ポットで苗を育てた後、9月初旬から中旬に畑に移植します。

秋に植えるキャベツを育てる際は、害虫対策が重要です。

キャベツは特に青虫に注意し、防虫ネットを使用して害虫から保護することが肝心です。

収穫時期は品種によって異なりますが、一般的には11月初旬から1月にかけてが収穫のピークです。

種類によっては定植後約70日で収穫できるものもありますし、100日以上かかるものもあります。

「アーリーボール」サラダキャベツの栽培開始ガイド

サラダキャベツ「アーリーボール」の育て方をご紹介します。

この品種は葉がやわらかく、生で食べるのに適しており、特にサラダにぴったりです。

アーリーボールは、家庭で育てるのに適した品種で、植えてから約70日で収穫可能です。

一般的なキャベツの育て方と同じ時期に栽培します。

アーリーボールの種まき方法

種まきには、まず種を半日水に浸けておいて発芽を助けます。

ポットに土を入れ、1ポットに3粒ほどの種をまきます。

種をまく深さは1cm~1.5cmが理想的です。

土をかけたら、しっかり水をやってください。

苗の間引き手順

種をまいてから約15日経ったら、葉が重なり合うようになったら初めての間引きをします。

ポット内で成長が遅いか、一番小さい苗を選んで慎重に摘み取ります。

この際、他の苗の根を傷つけないよう注意しましょう。

間引きを行うことで、残った苗の成長が早まります。

葉が再び重なり合うようになったら、もう一度間引きをし、最終的には1本の苗に絞り込みます。

キャベツ栽培に向けた土壌準備

キャベツの苗を育てる過程で、土壌の準備も大切なステップです。

まず最初に、土の酸度をテスト液で確認しましょう。

理想的な酸度は弱酸性(pH 5.5)から中性(pH 7.0)の範囲に保たれているべきです。

土が酸性気味であったり、以前夏野菜を育てていた土を使用する場合は、酸度を調整しミネラルを補充するために粒状の苦土石灰を適量まきます。

粒状の方が粉末より扱いやすく、効果も長持ちするため、こちらがおすすめです。

石灰を撒いた後は、2〜3日間土を休ませた後、基本的な肥料を施します。

化成肥料やリン酸肥料のバッドグアノを適量混ぜ込みます。
土をしっかり耕し、1週間程度休ませた後に畝を作り、土作りはこれで完了です。

キャベツ植え付けの手順

キャベツの苗を植える際の手順です。

はじめに、苗が入るほどの大きさの土を畝から掘り起こします。

苗が崩れないように水を十分与えた後、掘った穴に慎重に挿入します。

周りの土をやさしく押さえ固め、水をかけて土となじませます。

複数の苗を植える場合は、苗同士の間隔を約30cmに保ちます。

最後に、トンネル支柱を設置し、防虫ネットをかけて植え付け作業を完了させます。

9月から10月にかけては害虫が活発化するため、防虫ネットは必須です。

収穫時期は植え付けから約2ヶ月半後を目安にしましょう。収穫

の予定日をメモしておくと良いでしょう。

まとめ:キャベツの種まきと土作り、植え付け

今回はキャベツの種の準備から土作り・植え付けまでをご紹介しました。

重要で手間のかかるのは土作りです。
しっかりと適正酸度に調整してから植え付けるのがポイント。

後々の生育に影響しますので、面倒でも準備しましょう。

皆さんのキャベツ栽培が実り多いものになりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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